四ツ谷酒造 兼八原酒

私が好きな麦焼酎の筆頭、兼八原酒です。常に1本は冷凍庫に入っています。主に、寝酒として飲む事が多い。42度という高い度数もあり、凍りません。ですが、とろみが出ます。それをとろ〜っとグラスに注いでちびちびとやります。麦チョコ風味とはよく言ったものです。本当に香ばしくて甘いです。舌に絡みつく甘みは原酒だからこそ。25度の兼八では楽しめない。一度原酒を飲んだら普通の兼八に戻れなくなりました(笑) 少し無理をしてでも置いておきたいお気に入りの1本です。是非とも冷凍庫に入れて割らずにそのまま飲んでみて欲しい。


麦焼酎といえば、ひょんな事から櫻井の麦古酒を手に入れました。空けるのが楽しみで仕方ないです。どうせなら麦古酒原酒も欲しかったなぁ。無理して手に入れてみようかな。

大山酒造 伊佐大泉

間 が 空 き す ぎ た ! 日記じゃないですねもはや(汗)ぼちぼちと更新再開。


巷で人気上昇中の伊佐大泉です。一升瓶で1800円台という安値なのにすこぶる美味いと評判です。物は試しに買ってきたのは4合瓶。1100円しました。一升瓶に比べたらコストパフォーマンスが良くないですね。ま、お試しなのでこれでいいかなと。伊佐焼酎といえば大口市伊佐錦伊佐美も有名かと思います。私の中では、伊佐焼酎は外れがないイメージです。どれも美味い。

最初ストレート、次にロック、最後にお湯割りで試しました。ストレートだと香り、パンチがダイレクトに来ます。若干アルコールの刺激があるものの、まろやかで美味いの一言。香ばしさ、コク、味どれを取っても平均以上のレベル。ロックもいいでのすが、ベストはお湯割りだと思います。口に入れた途端に良い香りがふわっと広がります。お湯で化ける焼酎の典型じゃないかと。お湯を先に入れ、後で焼酎を注ぐのがミソ。


できれば、前割り燗もやってみたいです。次に買った時には試してみよう。ちなみに、4合瓶は旅先にて一晩で飲みきりました(笑) 美味いからって飲みすぎには気をつけましょう。

白石酒造 栗東(くりあずま)


最近私の中でお気に入りになりつつある白石酒造ですが、栗東は「酒のふかまち」さんのPB(プライベートブランド)で、全国の白石酒造特約店どこでも売っているわけではないようです。栗東というのは芋の品種の名前で、宮路さんという人が作っている糖度と澱粉質が豊富なサツマイモ。1kgで600〜1600円もする高級な芋だそうです。


ロックで飲んでみると、その甘さに驚かされます。これが「くりあづま」の甘さなのでしょうか。芋を味わってるんだなぁというのがすごく感じられます。癖はほとんどなく、香りもコガネセンガンよりもおだやかで優しいです。これはまぎれもなく今まで味わった事のない焼酎の味。好き嫌いは分かれるかもしれないけど、私には好きな味です。お湯割りにしても甘みはほんのりと残っており、また違った趣があります。3000円と値は張りますが、その価値は十分あると思います。芋は違えども、白石さんの焼酎らしさを感じられました。ラベルに書いてある通り宮路さんの芋、白石さんの造り、2人の名人によって完成させられた芸術といっても過言ではないと思います。


栗東シリーズでも、小玉醸造の金丸潤平さんが作る「宮路」というのもあるそうな。そっちも飲んでみたいなぁ。しかし、かなり入手困難だとか。

八海山 宜有千萬

新潟の八海山といえば日本酒では有名ですが、ついに米焼酎を発売しました。それが「宜有千萬」です。「よろしく千萬あるべし」と読みます。粕取りではなく、もろみ取り焼酎です。

ロックでいただいてみました。平たく言えば、典型的な日本酒系の米焼酎らしい味ですね。特別美味いってわけでもない気がします。私は日本酒系の味の米焼酎はあまり得意ではなく、いつも水で割ったりします。鳥飼とか十四代秘蔵酒は結構美味しくいただけたのですが。どちらかと言えばもろみ取りよりも粕取りの方が甘味が強いので飲みやすいです。黄麹三段仕込って書いてあります。三段仕込っていうと岩倉の麦焼酎が浮かびますが、同じ事ですかね。さすがに八海山だけに米焼酎としてもきちっと仕上がっていると思います。水で割るとアルコールの刺激が減って多少飲みやすくなりました。飲みにくいなーと思ったら水割りがいいかもです。できれば軟水で。この焼酎は私には上品過ぎて良さがわかりません(汗)


米焼酎の良し悪しはなかなか難しいですね(涙)豊永蔵は素直に美味いなーと思ったのですが。もっと種類を飲まないといかんですかね。日本酒系の粕取り、もろみ取りと球磨焼酎やその他諸々を一緒にしちゃいかんなぁとは思うんですが、どうしても比べちゃいます。

タイガー&ドラゴン


なんか洋酒みたいな名前ですが、四元酒造の焼酎です。取扱店もかなり少ないようで、なかなか見ません。たまたま酒屋で見かけたので物の試しに飲んでみようと買ってみました。

ロックで飲んでみると香り、味共に悪くないし、そこそこ美味しいのですが・・・なんか物足りない。もう少し余韻が欲しいです。もう一杯もう一杯と飲みたくなるような要素があるとなお良いと思います。お湯割りだと完全に負けるんじゃないかなと思いつつやってみました。案の定お湯割りではあまり美味しくなかった。香りがもっと立って欲しい所です。


飲むのならロックでしょう。お湯割りはいまいちかな。値段(2700円)の割りには満足度は低かったです。

霧島酒造 赤霧島 (2008年春)


私にとっての赤霧島は年に2回のお祭りみたいなもんです。ボジョレーヌーボーを心待ちにするワイン好きと同じ感じじゃないかと。今年も春の赤霧島のシーズンです。早速3本購入して来ました。1本は会社の同僚に譲りましたが、2本は持ち帰りました。1本は空けて、もう1本は秋まで寝かす予定です。写真は、左が2007年秋詰、右が2008年春詰です。見た目は全くわかりませんね(当たり前だ)


今回は、寝かせておいた2007年秋詰と飲み比べました。甘みは2007年秋に軍配。香りと淡麗さは2008年春に軍配を上げました。どちらかと言えば、秋詰の方が私には好みです。大きく違うわけではないですが、毎回微妙に味が違うのが本格焼酎の面白さだと思います。常飲にはしませんが、年2回の楽しみとしてこれからも買っていくことでしょう。次回は10月!(笑)


それにしても、最近はコンビニで普通に買えるようになりましたね。昔は手に入れるのに一苦労だったのに。出荷量も増えたんでしょう。

植園酒造 夢鏡


植園酒造の「夢鏡」です。例によってコモックのお誕生日会で提供した物です。夢鏡はジョイホワイトを原料に造られます。他にも「山ねこ」(黒木本店)「海王」(大海酒造)「ひとり歩き」(古澤酒造)などがジョイホワイトを使ってます。ジョイホワイトは、芋自体はそんなに甘くないと聞きます。普通にスーパーに売ってる「紅あずま」や、焼酎の原料として一般的な「黄金千貫」は、焼いたりすると甘くて美味しいのですが、ジョイホワイトは甘くないらしい。でも、デンプン質が豊富で癖が少なくスッキリした焼酎になるんだそうです。ただ、扱いが難しい芋だとか。

夢鏡は、今まで飲んだ「山ねこ」よりも「海王」よりも飲みやすかったです。すっきり優しい口当たりと適度な甘みと華やかな香り。ジョイホワイトらしさを存分に感じられるかと思います。飲み口は軽いですが、25度あるので飲みすぎに注意。まぁ、それなりにアルコールを感じると思うので大丈夫とは思いますが。植園さんの焼酎はどれも個性的で好きです。レギュラーの「園乃露」は芋らしさを感じることのできる良い焼酎です。園乃露はどちらかと言うと、初心者よりも焼酎好きに好かれる味かと。夢鏡は初心者向けでしょう。


最近なかなか更新できてないですね。このままでは本当に不定期になってしまう(笑)