薩摩国分 かめ壺熟成五年


「芋麹芋」などで知られている国分酒造が年間300本(?)限定で出荷している「薩摩国分 かめ壺熟成五年」です。昨年の春に酒屋さんで見かけて気になって買いました。綺麗な布製の酒袋に包まれていて、いかにも由緒あるオーラを放っていました。思わず手にとってレジへ。3450円と、お値段もそれなりではありましたが。スタンプによると、詰め日は19年2月。仕込みは2001年らしい。薩摩国分の原酒を5年間かめ壺で熟成させて瓶詰めされ、出荷されているようです。度数は36度とそこそこ高いが、熟成によってまろやかさを増していると思われます。袋から取り出すと、瓶は水色で黒いシンプルなラベルが格好いいです。結局この時は飲まないでそのまま仕舞い込んでしまったのです。そして約1年が過ぎ・・・



ついに開封しました。とりあえず、ロックでいただいてみました。一口目がとても甘い!原酒でありながらアルコールの刺激は皆無です。なんとまろやかなんだろうか。5年間の熟成の賜物なのでしょうか。美味いの一言に尽きます。香りは原酒らしく鮮烈ではありますが、比較的年月の新しい原酒のようなきつさはありません。これはがぶ飲みしたくないですね。大事に大事に飲もうかと思います。甘みを愉しむならやはりロックかストレートが良いと思います。割るのが勿体ないくらいです。


今年も発売されるのであれば、是非1本確保したい逸品です。