第3世代の携帯電話とは
鉄人の3月11日の日記を見てふと思った。第3世代携帯って意外と認識されていないかも・・・って。
そもそも第3世代とは何ぞや、と言うところから語ると長くなるので簡単に、わかりやすく書いてみます。
携帯電話の世代(Generation)とは、アナログ方式の携帯を第1世代、PDC(Personal Digital Cellular)方式を第2世代と呼んでいます。
今日本にある第3世代携帯(3rd Generation)は
・NTT DoCoMoの「FOMA (Freedom Of Mobile multimedia Access)」
・Vodafoneの「VGS (Vodafone Global Standard)」
・KDDIの「CDMA2000 1x(WIN)」
以上の3つがあります。
第3世代の条件としては、CDMA方式(Code Division Multiple Access)を使っていること。2GHz帯で高速通信を実現することなどがあります。
これら3つのうち、FOMAとVGSは「W-CDMA方式」。CDMA2000 1xは「CDMA2000方式」を採用しています。
この2つの違いは性能的にはほとんど違いはないと考えていいでしょう。規格が違うだけであって。DVD-RとDVD+Rみたいなもんです。
アメリカはCDMA2000、日本とヨーロッパ諸国はW-CDMAを標準化するように進めているのが現状です。
これらの第3世代(3G)の携帯は2.0GHz帯という高い周波数を使うことにより144kbps〜2Mbpsという高い通信速度を実現しています。
それに対して、第2世代(PDC)は800M〜1.5GHzの周波数帯を使用し、9.6kbpsの通信速度で通信しています。
PDC方式に対して、CDMA方式という物があります。PDCは1つの音声信号を1つの周波数を使用して送ります。
それに対してCDMA方式は複数の音声信号(電波)を合成して1つの周波数を使って送ります。よって音声がクリアだし、切れにくいのです。
さて、KDDIは数年前。cdmaOne方式を使った携帯サービスを開始しました。それが新世代への第一歩となりました。
cdmaOneはPDC方式ではなく、CDMA方式を使っておりパケットで最大128kbpsの通信速度を実現していました。
通信速度が速いので通話音声もクリアで音がいいということで当時話題になっていました。それに釣られて買った人も少なくないでしょう。
しかし、cdmaOneは第3世代ではありません。位置付けとしては、第2.5世代と言われています。いわゆる、ナローバンドCDMAです。
何故か、というとcdmaOneは従来の800MHz帯を使って通信しています。でも、CDMA方式を採用しています。第2世代でもなく第3世代でもない。
だから第2.5世代と呼んでいます。ちなみに、TU-KAとVodafoneとドコモのシティホンは1.5GHzのPDC方式で第2世代です。
前置きが長くなりましたが、今回何故auが地下鉄で使えなくなるのか。ということですが。私のつたない説明で鉄人の言う、
「AUが大々的に“第3世代ケータイ”を声高に叫んでいたのに、実際は第2世代だったというあたりが・・・」
の回答になるかどうかわかりませんけど。とりあえず、物覚えの悪い脳みそからデータを引き出して書きますと。
auの言う「第3世代ケータイ」は嘘じゃありません。auの「CDMA 2000 1x」は間違いなく第3世代ケータイです。
ただ、auにはcdmaOne方式もまだ残っており、2000 1xに対応していない携帯はそちらの方式で通信をしています。
さて、auと他のメーカーの第3世代携帯の違うところは何か。
それは、auの第3世代の端末も第3世代のエリア外では第2.5世代のcdmaOne方式で通信ができるという特徴をもっているからです。
例えばFOMAはFOMAエリア外ではPDCの電波をつかんで通信するようなことはできません。PDCとW-CDMAは全く違うので当然です。VGSも同様。
(ネットワーク自動切り替えでPDCの電波をつかむことのできるN2701は例外なので除きますが。)
しかし、auは第2.5世代のcdmaOne方式を持っています。同じCDMA方式なので、第3世代端末も第2.5世代の電波をつかんで通信できるのです。
これはauが第3世代携帯の契約数圧勝の勝因であり、強みです。純増シェアで圧倒的な力を誇る理由の一つでもあります。
第3世代のエリアが狭いとか、使えるかどうかとか考えなくても従来の通話エリアで使うことができるのですからね。
今回の地下鉄の事例はその強みが逆に弱みになってしまった。第2.5世代(cdmaOne)の電波は名市交の基準に合わなかったわけです。
何故なら、周波数が800MHzだから。auが地下鉄構内に持っている基地局はほぼ全てが2.5世代の800MHzだったと思われます。
よって、基準から漏れてしまい、撤去対象になってしまった。これが真相ではないかと思います。
もし、CDMA2000 1xの電波が名市交の基準に適合しているのなら、全ての基地局を第3世代オンリーに差し替えればいいわけですが。
そんな予算をかけるくらいなら地下鉄で使えなくても・・・ということか、CDMA2000はペースメーカーに及ぼす影響が大きいのか。
そのどちらかの理由でauは名古屋市の地下鉄では全く使えない、ということになるわけですね。
私の見解はこんな感じですけど、回答になりました?>鉄人
これはあくまでも私の考えであって、正しいかどうかはauさんと交通局に聞いてみないとわかりません。
補足とか、「これ違うでしょ。」とか「ここわかんない。」とかありましたら何なりとお申し付けください(笑)
ちなみに、私の”C3003P”も2.5世代ですよ(笑)「はやく3Gになりたい〜!」(妖怪人間ベム風にw)